10年米国債(ゼロクーポン債)の利回りが低下してもオススメな理由【円高が狙い目】

10年米国債の利回りが2.7%に低下してもオススメな理由

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10年米国債の利回りが、3%から1%前後に低下しています。

2019年1月のアメリカ株の暴落や、米中貿易摩擦などにより、安全資産である米国債への人気が高まったせいです。

なので、もう米国債は買えないな、と思うのは早計です。

 

今は円高なので、利回りが下がった分お得に購入できます

 

この記事では以下の説明をしています。

  • 利回り1%でも定期預金より高利回り
  • 不景気になれば利回りも減るから今がチャンス
  • 1ドル=106円と円高になったのでお得に買える
  • 株が暴落した時の保険にもなる

 

 

米国債って何?という方は、定期預金よりもお得!米国債(ゼロクーポン債)なら高利回りで安全に運用可能の記事をご覧ください。

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米国債(ゼロクーポン債)とは?

米国債をかんたんに説明すると、

  • 米国債はアメリカの国債
  • 購入時点で利回りが確定する
  • アメリカがなくならない限り元本保証
  • ゼロクーポン債は、満期日に利息分まとめてもらうタイプ
  • 利回りが2.7%前後と、日本の国債(0.1%)の270倍

と、ほったらかし投資におすすめの方法です。

詳しくはこちらの記事定期預金よりもお得!米国債(ゼロクーポン債)なら3%利回り確定で運用可能をご覧ください。

10年米国債の利回りの1%前後って低い?

そもそも今の定期預金は0.1%です。

それに比べて、ドルで戻ってくるとはいえ10年間も利回り1%という投資商品はなかなかありません。

 

株や投資信託では、5%の利回りが取れたら優秀という状況ですが、毎日の株価チェックや、どのタイミングで売ろうとドキドキしますよね。

 

それが買った時点で利回りが確定している債権で、元本割れのリスクがほぼないという安全資産です。

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米国債は資産の避難先として人気

2019年1月の大暴落と米中貿易摩擦で、債券市場は一気に人気になりました。
10年米国債では3%が1.5%の低下してしまうほどの人気です。

以下の表は10年間の利回りの推移です。
これを見ると2012年ではは1.5%を切っています。

10年米国債の利回り推移

なので、今のタイミングでも購入しておくメリットはあると私は考えます。

円高になって米国債が買いやすくなった

ただし利回りが減って残念な事ばかりではありません。

2018年11月には1ドル=112円だったのが、1ドル=106円と、6円も円高になっています。

 

私が83万円分の米国債を購入した時は7,400ドル程でしたが、今なら7,800ドル程と、400ドルも多く買えるんです。

利回りが低下した分と相殺できるのではないでしょうか。

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実際に利回りが低下した米国債はお得か検証する

2019年1月の10年米国債の情報

例えばこれを例に取ってみます。

  • ゼロクーポン債
  • 残存期間9.8年
  • 利回り2.5%
  • 10,000ドル分購入
  • 1ドル=108円

78万円で7,800ドル分購入して、10年後10,000ドルになる商品です。
この場合の購入価格は、ざっくり84万円です。

 

私が買ったのは、利回り3%、1ドル=112円で83万円でしたので、利回りが3%から2.5%に減っているのに、1万円しか差がありません。

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これが4円の円高の威力です。

 

なので「利回りが低下したからもう米国債は買えない」と嘆く必要はありません。
今からでも充分間に合います。

 

私は今後も定期的にコツコツと購入するつもりです。

株が暴落したら債券価格は上昇する

株が暴落したら、米国債はどうなるでしょうか?

答えは「株よりも元本保証の米国債をみんな買い、人気が出るので価格が上がる」です。

 

米国債の価格が上がると当然、高値で買いにくくなります。
更に利回りは低下するので、買う時は高いわ利回りは低いわ、というダブルパンチになります。

それでも不景気の時は、落ち目の株よりも債権が人気が出ます

 

日本の国債が利回り0.1%なのは、日本は潰れない(元本保証)から安全と思ってみんな買っているからです。

 

その時に買おうと思っても、もう利回りの良い米国債はありません。

なので今からコツコツと買っておけば、株が暴落しても安心なのです。

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利回り2.5%でも1ドル=84円までは元本割れしない

この債権を購入した場合を考えます。

  • ゼロクーポン債
  • 残存期間9.8年
  • 利回り2.5%
  • 10,000ドル分購入
  • 1ドル=108円

この場合の購入価格は、ざっくり84万円です。
10年後に10,000ドルになった場合、1ドル=84円で購入したことになります。

 

ということは、1ドル=84円までは元本割れしないということです。

 

もちろん83円以下になる可能性はゼロではありませんが、現在1ドル=108円ですので、24円も円高になる可能性は今の所低いと感じるのではないでしょうか。

 

また、83円以下になってしまった場合は、ずっと持ち続けておけば良いだけです。
これが現物の債権を買った強みです。

ですので、数年後に必ず必要な資金を使うではなく、余裕資金で行う方が良いでしょうね。

まとめ

まとめます。

  • 2.7%でも定期預金より高利回り
  • 今後不景気となったら利回りも減る
  • 1ドル=108円と、円高になった
  • 株が暴落した時の保険にもなる

 

正直、1ドル=112円の時は「ちょっと円安すぎるかな」と思いつつ買ったのですが、今1ドル=108円でも利回りが下がっているから、今買っても問題なかったなと感じてます。

私は住信SBIネット銀行で、「110円切ったらドル預金を毎日1,000円分する」という設定してるので、毎日チャリンチャリンと両替しています。

何でも自動ドルコスト法が気楽です。

詳しくはこちらの記事【超かんたん】ドル預金を毎日する「外貨積立」の設定方法【住信SBIネット銀行がお得な理由】をご覧ください。

 

参考になれば幸いです。

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2 件のコメント

    • ひろのさん、お問い合わせありがとうございます。
      私がしているドル預金(外貨積立)は住信SBIネット銀行でした。すみません(記事も訂正しています)
      外貨積立の方法を詳しく記事にしましたので、良かったらご覧ください。
      https://家計簿.jp/?p=3227&preview=true
      ぜひドルコスト法試してみてください。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    FPのけいです。 夫・息子(3歳)・猫の4人暮らし。 結婚後【230万円の大赤字】だったダメ主婦が、9年で【3,000万円】貯めました。 ・かんたん家計簿の付け方 ・無理しない節約術 ・お得なポイ活 ・初心者向けの投資方法 などを発信しています。 LINEもやってます!