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(2019年10月1日追記)
現在の米国債の利回りは1%台と低い状態です。
アメリカの現在のインフレ率2%よりも低い状態なら、米国債を買ってもドルの価値が下がるという事。
なので、米国債の利回りが2%を超えないと米国債を買うべきじゃないと私は判断しています。
以下の話は、2%以上(私が買った時は3%)の頃の話なので、2%以上になってから読んでもらえたら参考になるかと思います。
米国債(ゼロクーポン債)の利率が低下してきたとはいえ、日本の定期預金よりはるかに高い金利です。
(最新の利回りはBloombergのマーケットをチェック)
例えば100万円を10年間、定期預金に預けても、0.01%なら利子はなんと1,000円。
私の購入した米国債(ゼロクーポン債)は、85万円(7,442ドル分)で購入して、10年後には1万ドルになって帰ってきます。
1ドル=102円になったとしても、85万円が102万円になる=利子は17万円です(税金等考慮せず)
米国債に限らず、投資をするときは「分散投資」が基本です。
分散投資とは、円やドル・株などの「種類」の他にも、「時間」の分散も重要なんです。
ここでは、何故「米国債を今からコツコツ購入したらお得か」についてお話しします。
米国債を買うタイミングは?
下のグラフは10年間のドルの動きを表しています。
これを見ると、2011年には1ドル=80円位でしたが、2016年には1ドル=120円位になっています。
米国債を買うのなら、ドル高(=円安)を狙いたいですよね。
80円頃で買いたいから「あと5年買うのを待っておこう」と思ったとしても、5年後に円高になるかは分かりません。
このまま1ドル=160円(円安)になる可能性だってあります。
そうしたら割高で購入する事になるので、諦めてしまうのではないでしょうか?
諦めてしまったらそこで試合終了です。
当たり前ですが、購入しなければ3%の利子はもらえないのです。
これが「機会損失」と言います。
今購入して3%の利子をもらっておくのと、今は買わずに5年後に購入した場合は、「最初の5年間の利回りはもらえない」のです。
今が最高のタイミングかは分かりませんが、今購入しなければ3%の利益をもらえないのです。
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目次
米国債を購入するタイミングは「こつこつ定期的に」
米国債を「今」購入するのですが、「今、一気に」購入してはいけません。
何故なら、「今が一番高い」可能性があるからです。
しかし「定期的に購入」することで、購入するドルの単価が「高すぎず、低すぎず、平均的」になっていきます。
1ドル=100円の時に購入すれば、100万円で済みます。
半年後1ドル=150円になれば、150万円必要になってしまいます。
でも逆に1ドル=50円になれば、50万円で済むのです。
(ちょっと極端な例ですが)
半年後に、1ドル=150円になるのか50円になるのか、実はプロでも分かりません。
大幅に外れるなんてことは日常茶飯事なのです。
「ドルを安くで買いたい」
「でも高値で買って損したくない」
と思うのなら、「定期的に購入する」事でドルの単価を下げる事が出来ます。
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例えば、
来年、1万ドル=150万円で購入し、
再来年、1万ドル=50万円で購入した場合。
3万ドルの購入価格は「300万円」なので、1ドル=100円で済みます。
もちろん1ドル=50円で全額買えたら一番お得ですが、1ドル150円になってしまえば3倍です。
定期的に購入する方法は「高すぎず、低すぎず、平均的に買える」なので、最安値で一気に買いたい人には向かない方法です。
でも、最高値で買ってしまうリスクを回避したい人には、この方法がおすすめです。
(これを『ドルコスト法』と言います)
例えば米国債を購入したいという場合には、
・半年ごとに、○千ドルを購入する
という方法をおすすめします。
『毎月』購入する、というパターンもありますが、面倒くさいので正直おすすめしません。
ドル円のレートは日々変わりますが、月の変動はそこまで大きくありません。
かといって、毎年1回となると、大きな金額になるのでリスクが高くなります。
10年後に満期になったタイミングでまた米国債を買う
また、今年1万ドルを一気に買って終わり、ではなく「半年ごとに○千ドルを購入する」という方法にすれば、よりリスクは低くなります。
米国債の10年債であれば、10年したら満期になるので、満期になったドルを「また10年米国債を買う」事で、更に複利で増えていきます。
なので、半年ごとに10年間(20回)購入し、10年後からは満期になったタイミングでまた米国債を購入すれば、10年後からはほったらかしで更に増えていくという「複利効果」を実感することが出来ます。
この場合の資金は「余剰資金」で「老後資金」の運用をおすすめします。
「学資資金」にするなら、10年後にドルでそのまま保有して、ドル高のタイミングで両替する事をおすすめします。
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米国債を売却する良いタイミングはドル高(円安)の時
さて、米国債は購入して終わりではありません。
10年後、満期になったドルを日本円に戻す時がありますね。
その時に良いタイミングは「ドル高(円安)」の時です。
円安とか円高とか、ぜんぜん分からないよ~。
利益を出すためのたった一つの方法は、
「安く買って、高く売る」
です。
今回は「ドル」を買うのですから、
「(ドルが)安い時に買って、(ドルが)高い時に売る」
と利益が出ます。
なので
「ドルが安い時(ドル安=円高)」に買えば良いし、
「ドルが高い時(ドル高=円安)」に売れば良いのです。
米国債を購入する時に必要な証券会社
米国債を買うタイミングは「今」から「こつこつ」な事が大事とお伝えしました。
それでは米国債がほしい!と思った場合は、証券会社で購入する必要があります。
SBI証券は、住信SBIネット銀行とセットで使うと、ぐんと効率が良くなります。
住信SBIネット銀行の口座開設はこちらから。
実際の購入方法は、私がSBI証券で米国債(ゼロクーポン債)を購入した時の記事を参考にしてみてください。
また、購入前には、米国債(ゼロクーポン債)を購入前に注意すること!も読まれてみてください。
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