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- 投資信託の実質コストって何?
- 投資信託の手数料って全部でいくつ?
- 実質コストの見分け方って?
「手数料が低い投資信託が初心者向け」と言われるけれど、どこを見たら手数料が低いのか分かりませんよね。
よく信託報酬○%、と言いますが、手数料は信託報酬だけではありません。
ここでは、
- 投資信託にかかる手数料の種類
- 投資信託の「隠れコスト」とは?
- 投資信託の実質コストの見つけ方
を解説します。
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目次
投資信託の手数料って?
投資信託には大きく3つの手数料があります。
- 購入手数料(買う時にかかる)
- 投資信託(毎年かかる)
- 信託財産留保手数料(売る時にかかる)
- 購入手数料運用=なし(ノーロード型)
- 信託報酬=0.1~1%未満
- 信託財産留保手数料=なし
この、1.購入手数料がないものを「ノーロード型」と言います。
投資信託には、
- 銘柄をプロが選ぶ代わりに手数料が高い「アクティブ型」と
- 指標通りに選ぶので手間がかからず手数料が低い「インデックス型」
があります。
アップダウンが緩やかで手数料も低いインデックス型の方が初心者向きです。
インデックスについては、【初心者向け投資】インデックスファンドとは何?2分でわかる解説!をご覧ください。
投資信託を持っているときにかかる手数料(実質コスト)って?
投資信託を持っているときにかかる手数料は、信託報酬だけではありません。
下の図のように、信託報酬以外にも「隠れコスト」がかかっており、それら全部を含めたものが「実質コスト」と呼ばれています。
- 信託報酬
- 隠れコスト
それぞれについて解説していきます。
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投資信託の信託報酬って?
信託報酬とは、投資信託を運用しているときにかかる3つの手数料です。
- 委託会社
- 販売会社
- 受託会社
この3社分の報酬を合わせて、信託報酬と呼んでいます。
ちなみに、この3社の信託報酬が10年間ずっと0%の「野村スリーゼロ先進国株式」という投資信託が野村證券から発表されました。
【信託報酬10年間ゼロ】野村スリーゼロ先進国株式投信を解説【つみたてNISA向け】
投資信託の隠れコストって?
信託報酬以外にもかかる手数料のことを「隠れコスト」と呼びます。
隠れコストの内訳です。
- 売買委託手数料
- 有価証券取引税
- その他費用
ちなみに信託報酬率は検索できますが、隠れコストまでは検索できません。
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隠れコストを見るには、投資信託の「運用報告書」を見る必要があります。
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投資信託の「隠れコスト」の見つけ方
「隠れコスト」は、投資信託のサイトに載っている「運用報告書」に書かれています。
例えば、eMAXIS Slim全世界株式なら、サイトのトップに「運用報告書」というリンクがあります。
運用報告書をタップするとPDFが開き、現在の運用状況についての資料が出てきます。
モノクロで見にくいのですが、「1万口当たりの費用明細」という項目をチェックします。
eMAXIS Slim全世界株式では9Pに手数料について載っていました。
eMAXIS Slim全世界株式の実質コスト
これがeMAXIS Slim全世界株式の運用報告書に書かれている、実際のコストです。
eMAXIS Slim全世界株式の実質コストの内訳です。
- 信託報酬:0.072%
- 隠れコスト合計:0.047%
- 実質コスト:0.119%。
よく比較される「楽天全世界インデックス」の実質コストは0.217%なので、eMAXIS Slim全世界株式の方が0.98%も低くなっています。
まとめ:自分で減らせるリスクは手数料だけ!隠れコストもチェックしよう
投資信託は手数料が低いものが良いと言います。
なぜなら、自分で減らせるリスクは手数料分だけなんです。
その他の暴落リスクなどは、投資信託を買ったらコントロールできません。(信じて託す、が信託ですからね)
投資信託を買うときは、
- どこに投資しているのか
- 手数料が低いか
- 資金は集まっているか
をぜひチェックしておきましょう。
初心者向けの証券会社は、使いやすいSBI証券がおすすめです。
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SBI証券で取引するときにも便利なので、私のメイン銀行です。
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