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外貨預金って手数料が高そうって思いますよね。
そのとおりで、大手の銀行だと手数料が1円もしたりします。
対してネット銀行なら0.02円の場合だってあります。
113円の米ドルを購入するだけで1円も上乗せされてしまうのです。
また、売るときにも1円かかるので、買って売るだけで2円の手数料・・・。
115円以上にならないと利益どころか手数料代も出ないと思うと、ちょっと二の足を踏みますよね。
だったら外貨預金なんてしないほうが良い、と思ってしまいますが、ちょっと待ってください。
外貨預金は銀行によって手数料が全然違うのです。
なので手数料が一番安い「GMOあおぞらネット銀行」で、今回は実際に10万円分の豪ドルを買ってきました。
外貨預金を買いたいけど、手数料が心配・・・という方は、以下の記事をご覧ください。
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目次
そもそも外貨預金って何が良いの?
そもそもなぜ外貨預金が良いのか、という話ですが、「全ての資産を円で持つことの怖さ」につきます。
極論すれば、日本が破産してしまえば日本紙幣は紙くずになるからです。
いやいやそんな事ある訳ないじゃんwと笑う平成生まれの方が多いでしょうが、昭和初期生まれの方はそんな時代を体験しています。
詳しくはこちらの記事(インフレとデフレって何?本当に怖い「ハイパーインフレ」って?)をどうぞ。
なので、資産は色々分散させて持っておく事が大事なのです。
資産は、株・不動産・金・債権など色々ありますが、どれも大金が必要だったり将来の利益をよく考えなければなりません。
しかし、「別の国の通貨」という資産は、少額から持てる一番の分散投資になりますよね。
外貨預金の手数料って高いの?
外貨預金の手数料は、実は銀行によってまちまちです。
(ちなみに外貨預金の手数料が一番安いところは実はFXですが、初心者には敷居が高いです)
一般的な、米ドル・ユーロ・豪ドルの、各銀行の手数料と金利を比較しましたが、最初に書いてしまうと「GMOあおぞらネット銀行」の手数料が一番安かったです。
このあとの記事を見てもらえると分かるのですが、正直ここまでGMOあおぞらネット銀行が安いと思ってなくて、思わず豪ドルを買ってしまいました。
(私、ほんとうは住信SBIネット銀行派なのに(笑))
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外貨預金の手数料は大手銀行は高すぎる!
外貨預金というと、「じゃあ大手銀行で両替しよう」と思われるでしょうが、ちょっと待ってください。
実は、大手銀行の外貨預金の手数料はバカ高いです。
・1ドルの両替手数料は、1円
・1万ドルの両替をすると、1万円かかる
・1ドルの両替手数料は、0.02円
・1万ドルの両替をすると、200円かかる
・手数料はみずほ銀行の50分の1
手数料が2万円と400円の差です。比べる程でもないですね。
ちなみに投資は、3~5%の運用益が出れば良いとされるのに、手数料だけで1.6%も取られてしまったら運用益が吹っ飛ぶどころか、時期によっては赤字になってしまいます。
投資の「基本中の基本」としては、手数料はとにかく低く抑えることが一番のポイントです。
大手銀行の外貨預金の手数料が高いのは「実際の外国紙幣」でもらえるから
ただし、大手銀行の場合は「実際の外国紙幣」で両替が出来ます。
ネット銀行の場合は、実際の外国紙幣では引き出しがほぼ出来ません。(※出来る場合もありますが、かなり費用がかかったり手間がかかります)
なので「実際に米ドル札が欲しい」という場合は大手銀行に行きましょう。
米ドルの手数料と金利(2018年12月時点)
銀行 |
手数料 |
金利 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.02円 | 0.7% |
住信SBIネット銀行 | 0.04円 | 0.7% |
ジャパンネット銀行 | 0.50円 | 0.5% |
みずほ銀行 | 1円 | 0.35% |
手数料の差も大きいんですが、実は金利も違います。
みずほ銀行の金利が0.35%なのに対し、GMOあおぞらネット銀行は0.7%です。
ここも大きなポイントですね。
ユーロの手数料と金利(2018年12月時点)
銀行 |
手数料 |
金利 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.10円 | 0.5% |
住信SBIネット銀行 | 0.13円 | 0.001% |
ジャパンネット銀行 | 0.14円 | 0.001% |
みずほ銀行 | 1.5円 | 0.001% |
ユーロも手数料が一番安いのはGMOあおぞらネット銀行ですが、特筆すべきは「金利」です。
他の銀行のほとんどが0.001%という水準なのに対し、0.5%もの金利をつけてくれています。
これはかなり嬉しいですね。
ただしユーロの場合、イギリスが今後どう動くかが不透明なので、私としてはあまり保持しなくてもいいかなあと思っています。
豪ドルの手数料と金利(2018年12月時点)
銀行 |
手数料 |
金利 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.15円 | 0.5% |
住信SBIネット銀行 | 0.25円 | 1.0% |
ジャパンネット銀行 | 0.30円 | 0.3% |
みずほ銀行 | 2.5円 | 0.3% |
豪ドルに対しては、みずほ銀行2.5円なんですね・・・。
(※私個人的に、みずほ銀行が嫌いなわけじゃないですよ。ネット銀行に対して大手銀行が高すぎるだけなんです)
もう書く必要もないのですが、一つだけ。
住信SBIネット銀行の方が金利が1%と大きくなっています。
手数料が0.1%違うことと天秤にかけて、どちらを取るのかを考える必要がありますね。
そして、どの外貨でもGMOあおぞらネット銀行のほうが手数料が安いという結果になりました。
さすがに外貨預金に力を入れている銀行なだけありますね。
なので今回は、今まで持っていなかった豪ドルの両替をすることにしました。
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外貨預金の手数料が一番安いのはGMOあおぞらネット銀行だった
ちょっとこれは意外でした。
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実は私、ずっと住信SBIネット銀行とSBI証券を使っていましたし、SBI証券で米国債を買う時も住信SBIネット銀行の手数料が安いので実施したわけです。
(まあGMOあおぞらネット銀行は米国債の種類がなかったので、米国債を買うときには今後も住信SBIネット銀行を使いますが)
でも単に外貨預金をするだけなら、GMOあおぞらネット銀行が一番お得なんですね。
今回は外貨預金の手数料だけ調べたのでこの結果ですが、個人的には銀行と証券会社を連携させて運用していくのがおすすめです。
具体的には
・GMOあおぞらネット銀行+GMOクリック証券
・楽天銀行+楽天証券
あとはそれぞれの使い勝手や好みなどがあるので、それぞれの特性を使い分けて運用することをおすすめします。
個人的にはNISAやiDecoはSBIでやっていますが、今後はつみたてNISAを楽天でしようと思っていますし、GMOの外貨預金の手数料の安さを生かしてGMO証券でも運用しようと思います。
外貨預金の豪ドルをGMOあおぞらネット銀行で実際に買う方法
そんな訳で今回はGMOあおぞらネット銀行で豪ドルを購入してみました。
米ドルはSBI証券で毎月積立で購入しているため、分散投資の意味もありちょっと豪ドル欲しいなと思って。
本当はFXでしたいんですが、ちょっと時間がないのと、GMOあおぞらネット銀行の使い勝手を試してみたいという思いです。
次回FXで買った時にはレビューします。
開設してログインする
今回はGMOあおぞらネット銀行で両替をしてみました。
まずは開設をして、ログインをします。
最初はお金が入っていないので、別銀行から入金をします。(今回は10万円分購入しました)
TOP画面の「外貨」→「残高照会(新規購入・売却・新規積立)」をクリックします。
希望する外貨を選んで「購入」をクリックする
ここで豪ドルの画像を取れなかったので、米ドルで説明します。
(本当はユーロの下に豪ドルが表示されています)
ここで購入したい外貨の「購入」(赤ボタン)をクリックします。
投資経験などを入力する
外貨預金はペイオフの対象外のため、自己責任が大事となります。
ですので、外貨預金という商品がどういうものか(為替で損することもある)ということを理解した上で、外貨預金を行います、という意味で「上記規定等に同意します」をクリックします。
また、今までの投資経験を入力する必要があります。
普通に自分の投資状況を入力してください。
購入レート・金額を入力する
それが終わるといよいよ購入画面です。
ここでは
①購入レート(1豪ドル=81.55円)
②円で買うか、ドルで買うか、を選択(私は円で買いました)
③金額を入力(100,000万円分を購入)
これだけ入力してから、「確認へ」をクリック
10秒以内に購入する
さてここでちょっとびっくりするかもしれません。
10秒以内に購入をクリックしなければ、今回の取引は出来ません。
これは為替レートは毎秒ごとに変化しているため、今の金額で購入するために10秒と決められているのです。
ただし、これで買わなくても問題ありません。
前の画面に戻って、新しいレートで購入すれば良いだけです。
なので焦らずに、「今表示されているレートで買う」と納得した上で購入しましょう。
購入金額を確認する
ここで購入すれば、現在の所持資産に購入した資産が表示されます。
最初から評価損益がマイナスになっているのは、手数料分です。
ですので、右に表示されている「平均購入レート」を上回れば、利益が出る事になります。
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まとめ
まとめます。
・外貨預金では手軽に資産分散ができる
・手数料は安いところが大事
・GMOあおぞらネット銀行での外貨預金の方法
現在は円安に触れているので、外貨に両替自体は割高に感じますが、プロでさえ今後円がどのように動くかは分かりません。
ですので、毎月一定額を購入していく方法(ドルコスト平均法)で資産を分散していく方法をおすすめします。
こうすることで、一気に資産を動かす事によるリスクが少なくなりますし、機械的に淡々と移動させることで相場に左右されることもありません。
よく失敗する例が「高い時に買って、安い時に売る」です。
これを言うとみんな笑うのですが、実際に相場がガタ落ちした時に平常心で持ち続けることは本当に難しいです。
「これ以上もっと上がるかもしれない」という欲望で、高値で買い、「これ以上もっと下がるかもしれない」という恐怖で、底値で売ってしまうのです。
それを防ぐ方法は「機械的に買い続ける事」と、「何が合っても持ち続ける事」です。
これができれば、リーマンショック級の暴落でも淡々と買い続ける事で、利益を出すことだって出来ます。
なので、「自分が耐えられる金額分」だけを「毎月」、「淡々と購入し」、「必要な金額になるまで持っておく」ようにしましょう。
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