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- 投資信託を始めたいなー。
- でもどこが良いのか分からないから、とりあえずゆうちょで投資信託を買おうかな?
- おすすめを聞いて、そのとおりに買ったら大丈夫かな?
と思いますよね?
ゆうちょ銀行なら近くにあるし、いつも使っていて安心感もありますよね。
職員のみなさんはとても優しく、私もいつもお世話になってます。
しかし、投資信託については別です。
残念ですが、ゆうちょ銀行の投資信託は買ってはいけません。
何故ならゆうちょ銀行の投資信託のほとんどが手数料が高すぎて、損をする可能性が高いからです。
どんなに良い投資信託でも、手数料が高すぎると利益がふっとぶことになります。
そして、この手数料のせいで、元本割れするケースも多くあります。
- 手数料がほかの会社よりも高すぎる
- 他の会社ではない手数料も取る
- 元本割れの危険が高くなる
- 定期預金と同じ感覚で勧めてくる
- 手数料を上回る運用益がない商品も
- 毎月配当は元本を取り崩しているだけ
ここでは、なぜゆうちょの投資信託を買ったらいけないのか、について詳しくお話します。
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目次
ゆうちょ銀行で投資信託をおすすめしない理由は「手数料の説明がないこと」
ゆうちょ銀行の投資信託では、手数料が高いとお話しましたが、それ以外にも大きな問題があります。
それは、「手数料の説明をしなかったこと」です。
「え?たったそれだけでダメとか言い過ぎじゃない?」
と思うでしょうが、投資信託の手数料は重要なのです。
実際にゆうちょ銀行の投資信託の相談に行き、いろんな商品の説明を聞きました。
しかし、最後まで「投資信託を購入する場合の手数料」についての話をしてくださいませんでした。
これは私が相談した人の問題ではなく、ゆうちょ全体の問題なのです。
ゆうちょ銀行のサイトを見てください。
これが実際のゆうちょ銀行のサイトですが、普通どの証券会社でも「手数料順に並び替え」が出来るのですが、ゆうちょのサイトでは「手数料」というカテゴリすらありません。
以下はSBI証券のサイトです。
このように「手数料の並び替え」により、「手数料が割安な商品」を探すことができます。
この機能がないという時点で「ゆうちょ銀行は、手数料が割安な商品を教える気がない」と言う気がします。
ゆうちょ銀行の投資信託は「独自商品」だから手数料が高くておすすめできない
ゆうちょ銀行の投資信託は全て「独自の商品」。
「ゆうちょ銀行でしか買えない商品」しか取り扱っていません。
しかし、投資信託の中身は、ほかの銀行とほぼ同じ。
同じお菓子のパッケージが「ゆうちょ専用」なのか「あちこち売ってる用」なのかの違いです。
中身は一緒なのに「ゆうちょ専用」は、手数料をびっくりするほど高いなんて、ビックリしませんか。
他の証券会社でも、確かに店舗が多くて従業員をたくさん抱えている会社では、手数料が高いことが多いです。
それは、人件費や固定費が多くかかるから。
そういう意味では、本当に多くの職員を抱えているゆうちょでは、安い商品を販売しても儲からないからでしょうね。
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ゆうちょ銀行の投資信託の手数料を具体的に説明します
投資信託の手数料は3つあります。
1.購入手数料
2.運用管理手数料
3.信託財産留保手数料
これらはそれぞれ、以下の時に支払ます。
- 購入手数料→買う時だけ支払う
- 運用管理手数料→毎年支払う
- 信託財産留保手数料→売る時だけ支払う
例えば、私がゆうちょの方から一番熱心にすすめられた商品は、
- 購入手数料→2.16%
- 運用管理手数料→1.44%
- 信託財産留保手数料→なし
です。
この商品を購入したら、「初年度3.6%、毎年1.44%の手数料」を取られます。
100万円購入した商品が、初年度に36,000円、5年持っているだけで93,600円の手数料を取られるのです。
(本当の計算式はもっと複雑で、毎日元本から差し引かれていきます)
例えばSBI証券なら同じような商品で、
- 購入手数料→なし
- 運用管理手数料→0.1728%
- 信託財産留保手数料→なし
これだと、5年間での手数料合計は8,640円。
ゆうちょの商品を買っていれば、手数料だけで84,960円も損をしてしまいます。
この差は歴然です。
これほどの違いがあるのに、ゆうちょ銀行では手数料の低いこの商品を取り扱っていません。
なぜなら、手数料の安いお得な投資信託は、ゆうちょ銀行にとって儲からないからです。
(人件費がかかっているので、手数料の高い商品を何度も買い替えしてもらうのが一番儲かるのです)
この「eMAXIS Slim」シリーズは、手数料が安すぎて大人気の投資信託ですが、証券会社側には利益があまり出ません。
ですので取り扱っているのは、人件費などの経費がかからないネット証券ばかりなのです。
もちろんこのeMAXIS Slimシリーズは、「つみたてNISA対応商品」です。
「つみたてNISA対応商品」とは、国が「手数料が低くて長期投資におすすめだ」と認めた商品です。
(※つみたてNISAについては、NISAとつみたてNISAどっちがいいの?5秒で決められる方法を参考にしてみてください)
ちなみに現在「eMAXIS Slim」シリーズを取り扱っている、おすすめの証券会社は、楽天証券です。
なぜなら、全国のコンビニATMで入出金できるし、スマホのアプリも使いやすく優れています。
また、楽天銀行と合わせれば、証券を買って毎月楽天ポイントがもらえる方法もあります。
楽天証券を口座開設する方法を実際の画面で完全解説【10分弱で完了】をご覧になれば、とても簡単に口座開設が出来ます。
開設までには時間がかかるので、投資を始めたいのなら先に口座を開いておくのがおすすめです。
ゆうちょ銀行の投資信託には「購入手数料」までかかるからおすすめできない
また、一番問題なのは「購入手数料が異常に高い」です。
購入手数料は、最近ではゼロの商品も多いのです。
しかしゆうちょでは、店頭で購入する商品のうちNISA対象以外の商品すべてに購入手数料がかかっています。
この部分からも分かるように、ゆうちょは購入手数料で利益を上乗せしています。
手数料をたくさん取られても、それ以上の利益が出るのなら問題ないですよね。
では、実際の運用成績はどうなのでしょうか?
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実際にゆうちょ銀行ですすめられら投資信託の運用成績は?
以下は、すすめられた商品の、開設から5年後の今までの変動です。
最初に10,000円だったものが9,811円になっています。
(分配金込基準価額は理論値ですので除外します)
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また、2018年4月時点での1年間の運用成績の報告書です。
2017年10月~2018年4月の騰落率は、△1.0%です。
更にこれは「分配金を再投資したとみなして計算」してるのですから、分配金を支払っていれば実際には更に値下がりしています。
分配金は、5年間で総額2,200円支払っています。
10,000円購入すると、分配金2,200円もらった上に元本が9,811円になっています。
総額は12,011円なので、5年で20%だから年利5%ですね。
ちなみに同期間の日経平均株価の推移です。
日経平均を購入していたら、70%の利益が出ていました。
年利換算で14%の成績です。
ちなみにNYダウも75%増、年利15%です。
すすめられた商品は、日本国債を重点的に配分していて安定を重要視している商品ではあります。
しかしこの5年間の世界的な好景気の時に、これだけの成績しか出せなていないのは、手数料と分配金が足を引っ張っているとしか言えません。
特に直近1年間に至っては、この好景気中で騰落率が△1.0%というのは、投資商品としては厳しいと言わざるを得ません。
投資信託を選ぶなら「手数料が低い商品」が初心者にはおすすめ
投資商品を選ぶコツは、
- 手数料が安い
- 商品の中身が分かりやすい
- 長期間コツコツと続けられる
が基本です。
投資信託は投資商品なので、どんなに良い商品でも、色んな原因で上がったり下がったりしますよね。
しかし、手数料が高ければその分は確実に損をすることに。
なので、手数料を高く設定しているゆうちょは、最初から選択肢から外れます。
「投資信託は手数料が低い商品を選ぶこと!」が大前提なのです。
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投資信託を買いたい人なら、ネット銀行でつみたてNISA対象商品がおすすめ
では、どこで投資信託を購入したら良いのでしょうか?
おすすめは、ネット証券です。
なぜならネット証券だと手数料が低い商品が多いので、買った途端に損するリスクが少ないからです。
「店員さんがおすすめを教えてくれないと、どれを買っていいのか分からない」
という方もいますが、売る側がすすめるのは必ずしもあなたにとって有利な商品ばかりではありません。
銀行や証券会社ではノルマがあるので、手数料の高い商品を多く購入させようとする人だっています。
銀行員がそんなにおすすめするなら、自分で買えば儲かるんじゃ?と思いませんか。
本人たちはほとんど自社の投資信託を購入していません。(保険も同じです)
しかしネット証券だと、大手銀行が儲からない投資信託を多く取り扱っています。
それは、人件費などがないので、薄利多売でもしっかり利益が出るためです。
投資信託は「手数料が低い=インデックス商品」がおすすめ
また、どの商品を購入したら良いのかについては、手数料が低い投資信託がおすすめです。
手数料が低いということは、手間がかかっていない=市場通りに上下する商品、です。
これを「インデックス商品」と言います。
初心者の場合、どの商品が上がるか下がるか分かりませんよね。
しかし、世界経済はずーっと右肩上がりで良くなっているし、今後も良くなると予想しています。
(リーマンショックとか悪い時が何度あっても、今はそれより良くなっています)
経済とは、拡大し続ける怪物と言われるくらい、拡大していくことが前提なのです。
なら、地球全部に投資してしまえば、今後もずっと右肩上がりになるはずです。
一番合理的で手間がないですよね。
詳しくは、投資信託の「アクティブ型」と「インデックス型」とは?初心者におすすめなのはどっち?をご覧ください。
もちろん先程一番おすすめと言った「eMAXIS Slim」シリーズも「インデックス商品」です。
なので個人的には、「eMAXIS Slim」を買っておけば、問題ないと思っています。
ちなみに現在「eMAXIS Slim」シリーズを取り扱っている主な証券会社です。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- GMOクリック証券
- SMBC日興証券
- 松井証券
- 丸三証券
- ジャパンネット銀行
このうち使いやすい証券会社は、楽天証券です。
なぜなら、楽天証券は楽天ポイントも貯まるし、全国のコンビニATMで入出金できるので、とても便利。
しかも、投資信託を15本始めるだけで、3%の楽天ポイントがつくという裏技も。
この裏技を使えば、3%の利益が確定している投資信託を始められるんです。
手数料が少なくて、かつ3%の利益がポイントでもらえる商品はまずありません。
(もちろん投資商品なので、マイナスになる場合もあります)
具体的なやり方はつみたてNISAは楽天証券がおすすめ!投信15本買って運用益3%をもらおうを参考にしてみてください。
また、楽天証券を口座開設する方法を実際の画面で完全解説【10分弱で完了】をご覧になれば、とても簡単に口座開設が出来ます。
開設までには時間がかかるので、投資を始めたいのなら先に口座を開いておくのがおすすめです。
つみたてNISA商品は「比較的安全だよ」と国が認めた商品
ちなみにつみたてNISA(ニーサ)とは、「購入した商品が値上がりしても、税金をかけないよ」という国がすすめている制度です。
国は貯金を投資に回してほしいため、比較的安全な投資信託に対してのみ、つみたてNISAの対象としています。
ですので、「つみたてNISA対象」ということは、「国が比較的安心だよ」というお墨付きがあるということです。
(※もちろん投資ですので、元本割れの可能性はあります)
「NISA」と「つみたてNISA」についてはNISAとつみたてNISAどっちがいいの?5秒で決められる方法をご覧ください。
もちろん「eMAXIS Slim」シリーズも、つみたてNISA対象です。
まとめ
まとめます
- ゆうちょの投資信託は手数料が高い商品が多い
- 投資信託の基本は、手数料が低いこと
- 手数料が低ければ、運用成績がそのまま利益になる
- 投資信託は「ネット証券」で「手数料の低い商品」を買うのがおすすめ
- 楽天証券なら、手数料が低い上に、最初から3%ポイントでもらえる裏技もある
実際ゆうちょの方に、投資信託の基本的な説明もなく、「定期預金に入れておくよりも投資信託の方が分配金もらえて良いですよ」
と言われて、あぜんとしました。
投資信託はリスク商品です。
定期預金と同じつもりで購入させようとする話し方には、本当にびっくりしました。
ゆうちょの投資信託を購入している人に高齢者が多いという話も聞きます。
その高齢者の方にも手数料の話はしていないのかと思うと、ぞっとします。
投資信託をすすめられた時には、銀行で投資信託の相談したら損する可能性大!儲かる商品か見分ける方法を読んでおくと、どんな手で相手がすすめてくるのか分かりますよ。
投資信託についてもっと知りたい方は、初心者におすすめ!分かりやすい投資信託の話と始め方を参考にしてください。
投資をはじめようと思っても、危ない商品がたくさんあります。
売る方はすぐに儲かると良いますが、リターンが大きいものは、当然リスクも高い商品です。
ぜひいろんな知識をつけて、自分の意思で商品を選ぶようにしてくださいね。
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